ラストチャンスー再生請負人ー 第4話
デリシャスフード支援のために、十和子フーズ社長の岡田十和子と会うが、そのことで馴染みのジャズバーでランニング仲間たちにからかわれてしまう。
例の占い師からも「女難の相」が出てると再度言われた樫村は十和子のことを意識してしまう…
キャスト
メインキャスト
樫村 徹夫(仲村トオル)
ちとせ銀行の投資部門で実績を残し、順風満帆な行員人生を送っていた。
しかし、菱光銀行との合併が発表され、人生が一変する。
人生の行き先を見失った樫村に「デリシャス・フード」という大手飲食フランチャイズ企業の再建に声が掛かるが…
趣味はランニング。
宮内 亮(椎名桔平)
ちとせ銀行で樫村と同期の東大卒エリート。
菱光銀行との合併決定後、合併準備室のメンバーに選ばれるが、業務の進め方に納得がいかず、経営コンサルティングの会社を立ち上げ独立する。
岡田 十和子(水野美紀)
「十和子フード」という外食企業を運営する社長。美しく凛としたやり手経営者。
自分の店に信念と愛情を持ち、樫村にとって会社経営のよきアドバイザー。
山本 知也(大谷亮平)
投資ファンド「グローバル・リバイバル・ファンド(GRF)」社長。
銀行時代に共に仕事をした樫村に「デリシャス・フード」筆頭株主として、CFOへの就任を依頼。 「デリシャス・フード」の株価下落を阻止するために奮闘する。
岸野 聡(勝村正信)
「デリシャス・フード」財務部長。「デリシャス・フード」の創業メンバーの一人。
会社への愛情にあふれ、畑違いの業種からやってきた樫村への不信感を抱く。
佐伯 隆一(和田正人)
「デリシャス・フード」財務部員。
突如現れた樫村へ反発する社員が多い中、垣根なく接するまっすぐな性格。
会社への思いが熱く、自社ブランドを盛り上げようと奮闘する。
杉山 誠三(町田啓太)
ちとせ銀行時代の樫村の部下。
樫村が「デリシャス・フード」へ転職してからは貸付担当として、関わりを持つ。
樫村 明子(長谷川京子)
樫村の妻。樫村とは職場結婚。2人の子供がいる。
銀行合併で先行きが見えない中、転職した夫を心強く支える。いざという時に頼りになるしっかり者。
占い師(ミッキー・カーチス)
ある日、樫村の前に現れた占い師。意味深な助言をする不思議な老人。
全体相関図
第4話
ストーリー
「金を返せ!」フランチャイズのオーナー10人ほどが会社に押しかけ、フランチャイズ権の買い戻しを要求してきた。樫村(仲村トオル)は何とかなだめようとするが、オーナーたちの怒りは収まらない。
ファンド社長の山本(大谷亮平)からはリストラを求められる。樫村は早急に資金調達する必要性を感じ、十和子フード社長の十和子(水野美紀)と食事し、経営支援を依頼する。その日は息子の誕生日だったが…。
フランチャイズ権の買い戻しを要求してきたオーナーたちを鎮めるために、龍ヶ崎(大鷹明良)は自分がオーナーたちの代表として窓口としてとりまとめ役をかってでたが、その申し出を樫村は、交渉は個別にしたいと申し出を断った。そして、怒る龍ヶ崎に「夢です。このデリシャスフードを立て直して皆様とともに栄えるという私の夢です」と伝えたが、「夢で飯が食えるか!!」より一層の怒りをかってしまう。
筆頭株主の山本(大谷亮平)に今後の資金繰りのために追加資金を求めにいくが、追加資金よりリストラが先だ!と言われるが、リストラ計画を伝えると、大きくリストラするとマスコミに業績悪化がバレて株価が下がるのは困る。もっと前向きにうまくやってくれ。と追加融資どころの話ではなかった。
山本からの会社帰りに、またあの占い師(ミッキー・カーチス)に出会う。
「人生七味唐辛子」あの言葉に導かれて人生が動いたことで、占い師に今の状況を占ってほしくなった樫村は3,000円から4,000円に値上げされた占い代金にも、渋々応じた。
「苦労するね。でもね一筋の光明は見えてる。東方面にいいことあるかもしれないよ。でも、女難には気を付けたほうがいいよ」と再度女難を念押しされる。
言われた通り東に向かう先には、岡田十和子(水野美紀)が経営する店があり、「女難の相」という言葉を気にしながらも、十和子の店を訪ね、2人で食事をすることになった。
その席で、樫村は十和子に経営支援を願い出た。その答えは前向きなものだった。
帰りのタクシーを止めたとき、十和子に一緒に乗っていきましょう、と言われタクシーに相乗りする樫村。そのタクシーの中では、樫村は「女難の相」の言葉が離れず、十和子を意識してしまう。そして「ほんとのこというと、樫村さんと初めてお会いした時からご縁があるような気がしてたんです。」と言われ、焦る樫村に「もちろん仕事のことです」と十和子はすぐに誤解を解いたが、そのすぐあと信号を左に曲がるときに、十和子の体が樫村によりかかりそうになり、樫村1人が意識して焦ってしまった。
十和子はすぐにタクシーを降り、樫村だけ乗ったタクシーを見送る顔には不敵な笑みが…
家に戻った樫村は、十和子の言葉と少し触れた感触を思い出して、少し意識していた。その背後に急に現れた妻の明子(長谷川京子)に、仕事の関係の人と飲んだきた。と十和子とのことを隠してしまう。
そして、今日は前に明子から言われていた息子 幸太郎(渡邉蒼)誕生日だったのに忘れていたことを注意され、息子の誕生日に十和子と2人で食事していたことに罪悪感を覚えて、その場を立ち去ろうとする。そのとき、明子が樫村に近づき「何か匂う」と十和子がもたれかかった場所を匂いだした。
十和子とのことを思い出し焦る樫村だったが、明子の口から出た言葉は「中華料理だべたでしょー」だった。
樫村は、ほっとしてペットボトルの水を飲みほした。
次の日、宮内(椎名桔平)にも十和子のことを疑われ、常連のジャズバーでも、マラソン仲間の1人に十和子とタクシーに乗り込みところを見られており、十和子との仲を冷やかされてしまう。
その場にいた、山本に会っていたのは投資話で十和子フード社長の岡田だと伝えたら、今度は山本が十和子に興味をもちだしてしまった。
追加融資の返事を聞くために、新しい再建案をもって、ちとせ菱光銀行へ向かうが、答えは以前と一緒で断られてしまう。
前CEOの大友(本田博太郎)が、デリシャスフードは含み損が大きくて、かなり危ないと、ちとせ菱光銀行担当の杉山誠三(町田啓太)に情報を漏らしていたからだ。
損失をはっきりしてもらわないと話にならないと杉山に突っぱねられてしまう。メインバンクに支援してくれないと困ると必死で訴えるが、杉山から「樫村さん甘くなりましたね」と皮肉を言われるのであった…
家で食事をとりながら樫村は「最近はいいことがない」とため息をつく。でも明子に「そぉ?いいこともあったんじゃないの?美女とお食事なんて楽しそう~」と十和子との食事のことを言われてしまう。
ジャズバーの常連客の奥さんより、腕を組んで歩いてたと言われたと…
必死で、そんなことはないと釈明する樫村だったが、明子はその話は信じておらず、怒ってることは、そのことではなかった。
そう、あの日は息子 幸太郎の誕生日だったから怒っていたのだ。その話を聞いていた娘の遥香(佐々木七海)にまで「最低」と言われてしまう。
日曜日、幸太郎のことを気にかけていた樫村は、幸太郎は公園にいると明子に聞き様子を見に行った。
そこにはダンスを踊る幸太郎の姿が。
幸太郎がダンスをしてることも知らなかった樫村はダメな父親だと反省する。幸太郎がダンスの大会に出場して優勝するのが夢だと聞き、やっぱり夢が大事だよな。と幸太郎と語りながら家路についた。
北京秋天の従業員中野(藤本泉)と佐伯(和田正人)は日々新メニュー開発のヒントを求めて、都内の人気店を食べ歩いていた。
新しいメニューを開発して、北京秋天の売り上げをのばして閉店を回避するためだ。
そんなとき、十和子より樫村に電話が入り、北京秋天のメニューについて従業員も含めて会議が行われることになった。
十和子は、樫村から北京秋天の話を聞いてすぐに来店してくれていたのだった。そのときの感想は、以前に中野が話していたことと同じで「メニューの独創性に欠ける」というものだった。
新メニューを考えるヒントとして、他店の人気メニューを参考にして、そこにオリジナルなものを加えることで生まれるものもあるとアドバイスをくれた。
そのとき、デリシャスフードの危機的売り上げを伝えるために、宮内(椎名桔平)が現れた…
今週のビジネス用語
【貸しはがし】
金融機関が融資している資金を積極的に回収すること
第4話感想
第4話は、樫村と十和子の間に何か起こるの???的な匂わせでしたね
いい人そうだけど、なにか裏がありそうな十和子。
しかし、樫村は十和子を意識しすぎだよww もし、十和子がその気ならどうするんだよ!って思ってしまいますが、明子も娘も怖いので樫村には、そんな勇気ないでしょうね。
しかも、明子はスゴイ包容力というか、それだけ樫村を信頼してるんでしょうね
帰りが遅くても、酒を飲んで帰ってきても、息子の誕生日すっぽかしても、チクっと嫌味はいいますが、そのあとは何もなかったようにしてますもんね
あれは妻の鏡ですよ。
そしてそして、敵味方が少しですが見えてきましたね。十和子と宮内が鍵になりそうですが、どうして、ちとせ銀行時代は、あんなに樫村を慕ってた杉山は豹変しちゃったんでしょうね
ちとせ出身者は飛ばされていく姿を見ていて、菱光出身者にかわいがられるためには、あんな感じにならないと生き残れなかったんでしょうか…
それはそれで、少し哀しいですね
撮影協力
- DIC株式会社
- 緑香園
- 台南坦子麺
- 銀座次郎長
- AZABU HOUSE ONE
- 中華料理 謝謝
- THE CLASSICA
- 飄香
- Edelman
- Zeal Holdings
- 富士通株式会社
- デイ・ナイト株式会社
- マテリアルワークス株式会社
- 品川シーズンテラス
- 株式会社レントシーバ―
- APOLLO
- 魚々十銀座本店
- MERCER LOUNG 牛鍋アイロン
衣装協力
- asics
- S.T.Dupot
- NEW YORKER
- SUIT SELECT
- CRICKET INC.
- BONMAX
- J.FERRY
- ワコール
- RESPIGHI
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- KASTIT KARI
- avance
- KARSEE
- TIENS
- 住商モンブラン
- free's mart
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- dunhill
- 堀越ネクタイ(株)
- ef-de
- FAIRFAX
- renoma
- BERKLEY
- まるやま・京彩グループ
- EXIO JAPAN
- Nachu & Diary
原作
「ラストチャンス 再生請負人」江上剛
音楽
主題歌
「Starting over」村松崇継
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公式HP