絶対零度~未然犯罪潜入捜査~ 第5話
動物殺傷事件が続いていた…
そして、その犯人としてミハンシステムがはじきだした危険人物は17歳の少年だった
キャスト
全体相関図
メインキャスト
井沢 範人(沢村一樹)
元公安のエリート。一見、ひょうひょうとしていて、どこか食えない性格の人たらしだが、たまに見せる表情に冷酷なものを宿すダークな一面も。
若干、情けないところもあるため、出会った者は誰も彼が公安出身とは思わない。
膨大な知識量と鋭い洞察力があり、公安時代の経験からか、成りすまして潜入するのは得意。
とある事件をきっかけに、公安から総務部資料課に転属した。
山内 徹(横山裕)
元特殊捜査班。1年前に山内の先輩であり、バディであった桜木泉が極秘任務中に失踪。それが引き金となり特殊捜査班は解散。
その後、捜査一課に移動したが、桜木失踪の捜査をうやむたにしようとする警察組織への不信感から上司と衝突し、資料課に移動。
生来の正義感があり、まっすぐであるがゆえに傷つきやすいところも。
ミハン捜査の違法性や冤罪(えんざい)を引き起こす可能性に疑念を抱く。
東堂 定春(伊藤淳史)
最短で出世コースを歩む。警視庁キャリア。
アメリカをはじめとする諸外国で、犯罪予測にビッグデータやAIの導入が試みられている現在。日本でも、犯罪を予測・解決できる“ミハンシステム”を早急に導入すげきだと考えてる。
彼の目的は、この“ミハンシステム”を公に認めさせ、法制化させること。
小田切 唯(本田翼)
元生活安全課の婦警。
痴漢して逃亡する容疑者を必要以上に暴行し、資料課に異動となった。
ドSで、男性に異常に冷たく、粗暴な振る舞いをするが、その原因は、彼女の秘められた過去にある。
強くなるために、あらゆる格闘技をかじり、我流ではあるが相当強く、金的が得意技。
しかし、実際はピュアで、犯罪被害者の心に寄り添う。
田村 薫(平田満)
挙動不審で、「すみません」が口癖。そのため、周囲から煙たがられ、各部署をたらし回しにされることに。
仲良くなった泥棒からピッキングの技術を習得していたり、鑑識の技術を持っていたりと、すべてを自分たちでやらないといけない“ミハン”チームにとっては役立つ存在である。
南 彦太郎(柄本時生)
入庁以来ずっと資料課におり、過去の事件資料をデータ入力し続けている。
人付き合いが苦手で、パソコンに向かって引きこもり状態。
資料課は自分の縄張りだと主張しており、“ミハン”チームがここに編成され、自分のペースが乱されることが面白くない。
桜木 泉(上戸彩)
「特殊犯罪捜査対策室」設立から7年、桜木は、山内とバディを組み、さまざまな事件を解決に導く一流の捜査官に成長していた。
しかし、1年半前に極秘任務につき、その捜査中に突如失踪。以来一切の連絡がつかなくなっている。
世間からバッシングされることを恐れた警視庁は、桜木の失踪を「不都合な真実」としで公表することを避け、ろくな捜査もせずに事件を処理していた。
彼女の失踪はミハンチームとどう絡んでいるのか…!?
CASE.5 キャスト
岡崎 直樹(道枝駿佑)
ミハンシステム テストケースNO.9の危険人物。
連続動物殺傷の犯人。私立青葉中央高校2年。バスケ部。
2001年5月21日生まれ・B型・17歳・バスケットボール東京選抜
東京都世田谷区草間1-2-7
東京都世田谷区出身・父 岡崎治・母 岡崎恵美子
メインバンク:関東中央銀行
ネット履歴:21件
川上邦明(近藤公園)
元大手新聞社記者のフリージャーナリスト。
1976年5月10日生まれ・AB型・42歳
東京都台東区駒形2-3-12 ハイム奏202号室
石川県金沢市出身・秀和大学経済学部卒業
メインバンク:さつき銀行
岡崎治(吉満寛人)
直樹の父親。文部省の次期事務次官候補。
第5話
ストーリー
井沢(沢村一樹)たちの前にやってきた東堂(伊藤淳史)は、「ミハン」がリストアップした新たな危険人物が17歳の高校生であることを告げる。私立青葉中央高校2年の岡崎直樹(道枝駿佑)だ。直樹は、成績はトップクラスで、バスケットボール部のエース、父親は文科省の次期事務次官候補と言われている岡崎治(吉満寛人)というエリートだ。が、世田谷区で動物殺傷事件が相次ぎ、防犯カメラの映像から直樹に疑いがかかっていた。東堂は、動物への虐待や殺傷は殺人事件を起こす予兆であるとして、過去の犯罪事例を提示する。そこには、25年前に起きた練馬台無差別殺傷事件も上がっていた。
山内(横山裕)は、バスケ部の外部指導員として青葉中央高校に潜入する。実はこのバスケ部では、指導員が次々と辞めていた。直樹から1on1の勝負を持ちかけられた山内は、彼に勝利するが……。
一方、小田切(本田翼)と田村(平田満)は、制服警官になりすまし、岡崎家周辺の住人から情報を集めようとする。そこに現れたのが、大手新聞社の元記者で、凶悪犯罪のルポを何冊も出版しているジャーナリストの川上邦明(近藤公園)だった。動物殺傷をしている少年少女に会い、殺人衝動をくい止めるために話を聞いているという川上は、直樹にも接触しているらしい。
そんな折、井沢たちは、直樹が学校裏サイトで特定の人物を誹謗中傷していた事実をつかむ。表面上は魅力的で口達者だが、平然と嘘をつき、人を支配して操ろうとする――その人物的特徴は直樹がサイコパスである可能性を示していた。
川上と会った小田切は、直樹とどういう話をしているのか尋ねた。すると川上は、例えば殺人について話している、と返す。川上によれば、人間は生まれつきの殺人者だが、法律や道徳、家族や恋人などの存在があれば行動にセーブがかかるという。その上で、動物虐待や殺傷には、痛めつけて楽しむ以外に、肉体的、精神的抑圧からの解放というケースもある、と続ける川上。直樹の場合も幼いころから理想の息子であることを強要されており、その抑圧から動物殺傷というはけ口に走ったと川上は考えているらしい。その苦しみを理解する人間がいれば抑止力になり、直樹は変われるというのだ。実際、直樹は川上からの電話で動物殺傷を踏みとどまっていた。
それでも東堂は、直樹をマークし続けると同時に、川上についても徹底的に調べ上げるよう指示する。それには理由があった。実は東堂は、動物殺傷を繰り返していた反社会的サイコパスによる事件――練馬台無差別殺傷事件の被害者だったのだ。この事件により、東堂の父親は息子を守ろうとして刺され、東堂自身も首を切られて重傷を負っていた。東堂の父親を含め、5人が殺害された事件だった。
井沢は、小田切、田村とともに川上のマンションに潜入し、カメラや盗聴器を仕掛ける。その際、井沢は、川上が保管していたスクラップブックに気づく。それは、川上の兄や大学時代の同級生が自殺した記事や、新聞社時代の上司や同僚が事故死した記事だった。川上が子どものころから、彼の周囲では、自殺や事故で多くの人が亡くなっていたのだ。その中に、1年前に起きたホームレス殺人事件の記事があった。この事件だけは未解決のままだった。 当時、容疑者として16歳の少年・安田智之が浮かび上がったが、安田にはアリバイがあった。そのアリバイを証明したのは川上だった。しかも安田は、1年前、まだミハン捜査が始まる前に危険人物として予測されていた少年だった。それを知った東堂は、川上も反社会的サイコパスである可能性を指摘する。川上が動物殺傷行う少年少女に会っていたのは、彼らの殺人衝動を止めるためではなく、背中を押すため――井沢は、メンバーにそう告げた。 その時、川上の部屋を盗撮していた映像に異変があった。川上は、井沢たちが仕掛けたカメラに気づいていたのだ。川上は、住居侵入などをして調べなくても、直接会って話す、と井沢たちに呼びかけ……。
別の日、井沢は川上のもとを訪れる。川上は井沢たちがいまも直樹をマークしていることに気づいていた。井沢は、川上の周囲で多くの人が亡くなっていること、そして動物殺傷をしている少年少女の背中を押していることを指摘する。そんな井沢を見つめていた川上は、「あなた、人を殺したことがありますね?」と切り出す。続けて川上は、殺人経験がある刑事は難敵だが直樹を止められるかどうか見ものだ、と告げ……。
同じころ、青葉中央高校から直樹の姿が消えていた。直樹が向かったのは文科省だった。井沢は、直樹にとっては殺人を犯すことに意味があり、センセーショナルなことをやるための舞台として敢えて文科省を選んだことに気づくと、現場へと急いだ。
入館手続きを終えた直樹は、川上が手配した3Dプリンター銃を組み立て、省内で発砲した。逃げ惑う人々に発砲する直樹。到着した山内は、狙われた女性を抱きかかえて救った。そこに、直樹の父・治が現れる。すると直樹は、躊躇なく治を撃ち抜いた。井沢は、隙をついて直樹から銃を奪った。だが直樹は、持っていたカッターナイフを首に当てると、自ら命を絶ってしまう。その時、シャッター音が響いた。川上だった。最高の記事にしてあげると約束した、と言って現場の写真を撮り続ける川上。東堂は、そんな川上の首を締めあげ……。
小田切は、人を殺したことがある、と言われても否定しなかった井沢のことが気にかかっていた。小田切からそのことを問われた山内は、井沢がかつてミハンに危険人物として弾き出されたことがあることを打ち明ける。
バーで飲んでいた川上は、何者かに尾行されていることに気づいていた。だが、追跡者に反撃しようとしてもみ合いになり、射殺されてしまう。そんな川上を見下ろしていたのは井沢の後ろ姿だった。
第5話感想
今回のメインテーマは未成年犯罪と動物殺傷
動物殺傷は、いずれ人間へ向かう確率が高いとリアル世界でも言われていますが
まだまだ日本は動物を器物扱いのままで、実際に殺人へとつながっても法律は変わりませんね…
サイコパスという言葉も普通に使われるようになりましたが、ドラマの中の事と片づけられてるように思います
子供から大人までストレス社会の今は心理的に弱ってる人が多いため、ドラマのようにマインドコントロールされることもあるかもですね
あっ、ちなみに私はめちゃくちゃ緊張して、すぐ頭真っ白になってしまうので
サイコパスではないようですww
それと、サイコパス直樹役の道枝駿佑は、ご存じジャニーズ事務所の関西ジャニーズjrです。
まだ16歳ながら、個性の強い役を多く演じてます。
大阪出身なのに、大阪弁が出ない!大阪臭がないよなぁ
撮影協力
- エム・ベイポンド幕張
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- 東京ロケーションボックス
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主題歌
「もし君を許せたら」家入レオ