ラストチャンスー再生請負人ー 第3話
デリシャスフードのCFOとして無事に再就職した樫村。
なんとかデリシャスフードを建てなおそうとするが、負債の原因を調べていくうちに、とんでもない事実を見つけてしまう…
キャスト
メインキャスト
樫村 徹夫(仲村トオル)
ちとせ銀行の投資部門で実績を残し、順風満帆な行員人生を送っていた。
しかし、菱光銀行との合併が発表され、人生が一変する。
人生の行き先を見失った樫村に「デリシャス・フード」という大手飲食フランチャイズ企業の再建に声が掛かるが…
趣味はランニング。
宮内 亮(椎名桔平)
ちとせ銀行で樫村と同期の東大卒エリート。
菱光銀行との合併決定後、合併準備室のメンバーに選ばれるが、業務の進め方に納得がいかず、経営コンサルティングの会社を立ち上げ独立する。
岡田 十和子(水野美紀)
「十和子フード」という外食企業を運営する社長。美しく凛としたやり手経営者。
自分の店に信念と愛情を持ち、樫村にとって会社経営のよきアドバイザー。
山本 知也(大谷亮平)
投資ファンド「グローバル・リバイバル・ファンド(GRF)」社長。
銀行時代に共に仕事をした樫村に「デリシャス・フード」筆頭株主として、CFOへの就任を依頼。 「デリシャス・フード」の株価下落を阻止するために奮闘する。
岸野 聡(勝村正信)
「デリシャス・フード」財務部長。「デリシャス・フード」の創業メンバーの一人。
会社への愛情にあふれ、畑違いの業種からやってきた樫村への不信感を抱く。
佐伯 隆一(和田正人)
「デリシャス・フード」財務部員。
突如現れた樫村へ反発する社員が多い中、垣根なく接するまっすぐな性格。
会社への思いが熱く、自社ブランドを盛り上げようと奮闘する。
杉山 誠三(町田啓太)
ちとせ銀行時代の樫村の部下。
樫村が「デリシャス・フード」へ転職してからは貸付担当として、関わりを持つ。
樫村 明子(長谷川京子)
樫村の妻。樫村とは職場結婚。2人の子供がいる。
銀行合併で先行きが見えない中、転職した夫を心強く支える。いざという時に頼りになるしっかり者。
占い師(ミッキー・カーチス)
ある日、樫村の前に現れた占い師。意味深な助言をする不思議な老人。
全体相関図
第3話
ストーリー
デリシャス・フードはフランチャイズ権をオーナーに売る一方で、将来買い戻すという“裏契約”を交わし、資金繰りをしていた。“含み損”が百億円以上に上ると知った樫村(仲村トオル)は驚愕する。社長の大友(本田博太郎)は憤り、社長を辞任すると言い出す。誰が次の社長をやるのか…?緊急取締役会で山本(大谷亮平)は前触れもなく突然、樫村に社長就任を依頼する。困った樫村は妻や子供たちに相談するが…。
含み損が資産を上回ることを樫村は大友に伝えた。
しかし、大友は「聞いてない」「知らない」とだけ繰り返し外出してしてしまう。
そして、戻ってきた大友は、「私は社長を辞める、臨時総会開いてくれ」とだけ言って去ってしまう。
筆頭株主の 山本にも内情を伝えた樫村は山本「あほちゃうか!!」と怒鳴られ、そのうえ「株価が下がらないようにごまかせ!」とまで言われる。
そんなことはできないと樫村は断るが、山本の怒りは収まらない状態だった。
冷静になるようになだめる樫村は山本に「大友社長はなんといってる?」と言われ、損失の事は聞いてないので辞めると言われたことを伝えると、山本は「辞めてもらえ!首にしたいくらいだ」と言い放った。
「では社長は誰にするんですか?」という樫村の問いに山本は答えなかった。
役員臨時総会当日、大友は健康上の理由として辞任することを告げ、次期社長をジャパンリンゲージの藤井を推薦した。
そこで、山本は意義を申し立て、時期CEOは樫村しかいないと言い出した。
慌てる樫村に、岸野(勝村正信)まで「社長は樫村CFOにお引き受けしてほしい」と頭まで下げられてしまった。
家に戻った樫村は家族に社長になる話をした、妻 明子(長谷川京子)には「やりたいんでしょ?」と樫村の気持ちを読まれてしまってた。
「なんとかなるわよ」と明子にはげまされ、社長を引き受ける決意をした。
社長となった樫村は、まず裏契約のあるオーナーに1人1人会い返金請求を待ってもらえるようにお願いに回ることだった。
そんな中、岸野が辞表を持って現れた。会社に損失を与えた責任をとって辞めるというのだ。樫村は、責任を感じるなら会社に残って、役員として会社を立て直すべきだ。と説得した。その熱意に岸野は会社に残る決意をし、樫村とともに会社再建にむけて尽力することを誓った。
樫村は、追加融資の話をするために、メインバンクの ちとせ菱光銀行へ出向いていた。なんと、デリシャスフードの担当は、かつての部下の杉山(町田啓太)だった。
樫村は懐かしい思いで、親しく話すが、杉山はどこかよそよそしく冷たい感じだった。そして杉山にハッキリと「融資の期待はしないでください」とあしらわれ、最後に「つとせ時代、私は樫村さんに大変お世話になりました。ですが、今後お取引に関しては私と樫村さんの個人的な関係は一切考慮しません」と切り捨てるように言われてしまった。
内情を詳しくしってる宮内(椎名桔平)に樫村は正式にコンサルティング契約を結ぶことにした。
いきつけのジャズバー店主 塩田(島田万作)より、社長就任の祝いをしようと家族とランニング仲間たちとバーベキューをしてる場に、十和子フーズ社長の岡田十和子(水野美紀)も現れ、明子に幸運の女神が十和子だったとバレてしまう。
明子は、社長にとって大事なことを十和子に教えてもらうように樫村に伝えると、十和子は「社員には夢をあたえること」という言葉に樫村は、十和子への信頼を覚えるのであった。
次の日から裏契約のある地方オーナーへ頭を下げてまわる日々が続いた。
そのオーナーの中には、事務所に7億円を返せ!と怒鳴りつけてきた龍ケ崎(大鷹明良)だ。
ただ、この龍ケ崎の契約については、他の裏契約のあるオーナーとも違っていた。
渋川が詳しいことを知っていた。その話によると、フランチャイズ権売買という名の借り入れであること、そして7億円の返済期日が今月中であることだった。そのとき、龍ケ崎から連絡が入り、樫村たちは龍ケ崎の会社「龍門興業(金貸し業)」へ向かい返済を待ってもらえるように頼むが「返せ」の一点張りで話は聞いてもらえなかった。
そして、宮内が出してきた対策は、直営店を半分にし、リストラも入っていた。
閉める直営店は「モンゴルの空」全店と、「北京秋天」全店。「モンゴルの空」では、社長は会社を立て直しにきたのではないのか!と叱責されてしまう。
「北京秋天」へ閉店の話にしにいくと、「社長の仕事はリストラだけでなく、夢を持たせることではないのか?」と問われ、十和子の言葉を思い出す。そこで、従業員から「もう1度チャンスをほしい」という言葉を受け入れ、閉店を2か月伸ばすことにした。
北京秋天の従業員の会社を思う熱い気持ちに清々しい気持ちになった樫村の元に総務の久原加奈(中川知香)より電話が鳴った。
「社長!オーナーの皆さまがフランチャイズ権の買戻しを求めて押しかけています!!」
会社に戻った樫村が見たものは、返金を求めて押しかけてきたオーナー達だった…
今週のビジネス用語
【引当金】
将来予想される支出や損失を想定し、備える資金
【債務超過】
負債の総額が資産の総額を上回る状態
【(コーポレート)ガバナンス】
企業を統制し、監視する仕組み
第3話感想
樫村CEOが誕生しました。社長職が初めてとはいえ、銀行でそこそこ部下もしたがえてたはずの樫村CEO。小さなことでも「ありがとう!」とサラッと言えるところが素晴らしい!
こんな社長ならついて行こう!って思うよねぇー
まぁ、ドラマの中だけであり、実際には、こんな社長いませんけどねぇー
で、樫村CEOも好きなんですが、ちょっと気になってきてるのが、株主の山本さんww 最初は穏やかな紳士っぽかったのに、前回くらいから、ちょいちょいファンド屋さんっぽいところでてきましたねw
今回の「あほちゃうか!」と関西弁なのかなんなのか、微妙な発音ですが(十和子さんもだけどね)地が出てきて、ちょっと好きになってきましたw
しかし、やっぱり面白い!これがテレ東じゃなけりゃ、もっと視聴率もとれてたんだろうなぁ
TBSの日曜9時枠だったら、足袋屋に勝ってたと思うんだけどなぁ
撮影協力
- DIC株式会社
- ふくの鳥馬喰横山店
- 国立倉庫株式会社
- 国立市フィルムコミッション
- AZABU HOUSE ONE
- ASADOR EL CIELO
- Edelman
- Zeal Holdings
- 楠本株式会社
- 富士通株式会社
- デイ・ナイト株式会社
- 中目黒ひつじ
- マテリアルワークス株式会社
- 品川シーズンテラス
- 中山福
- 株式会社レントシーバ―
- ヒタチスプリング
- PIXTA
- THE CLASSICA
- 飄香
衣装協力
- asics
- S.T.Dupot
- NEW YORKER
- CRICKET INC.
- まるやま・京彩グループ
- SUIT SELECT
- BOSS
- KASTIT KARI
- avance
- BERKLEY
- free's mart
- renoma
- TIENS
- KARSEE
- dunhill
- 堀越ネクタイ(株)
- ef-de
- J.FERRY
- FAIRFAX
- 住商モンブラン
- もちはだ
- BONMAX
原作
「ラストチャンス 再生請負人」江上剛
音楽
主題歌
「Starting over」村松崇継
ドラマSNS関連
公式HP