絶対零度~未然犯罪潜入捜査~ 第2話
山内の元バディ桜木泉がベトナムで殺害され遺体で見つかった。
そんな中ミハンシステムは新しい危険人物をはじきだした。
キャスト
全体相関図
メインキャスト
井沢 範人(沢村一樹)
元公安のエリート。一見、ひょうひょうとしていて、どこか食えない性格の人たらしだが、たまに見せる表情に冷酷なものを宿すダークな一面も。
若干、情けないところもあるため、出会った者は誰も彼が公安出身とは思わない。
膨大な知識量と鋭い洞察力があり、公安時代の経験からか、成りすまして潜入するのは得意。
とある事件をきっかけに、公安から総務部資料課に転属した。
山内 徹(横山裕)
元特殊捜査班。1年前に山内の先輩であり、バディであった桜木泉が極秘任務中に失踪。それが引き金となり特殊捜査班は解散。
その後、捜査一課に移動したが、桜木失踪の捜査をうやむたにしようとする警察組織への不信感から上司と衝突し、資料課に移動。
生来の正義感があり、まっすぐであるがゆえに傷つきやすいところも。
ミハン捜査の違法性や冤罪(えんざい)を引き起こす可能性に疑念を抱く。
東堂 定春(伊藤淳史)
最短で出世コースを歩む。警視庁キャリア。
アメリカをはじめとする諸外国で、犯罪予測にビッグデータやAIの導入が試みられている現在。日本でも、犯罪を予測・解決できる“ミハンシステム”を早急に導入すげきだと考えてる。
彼の目的は、この“ミハンシステム”を公に認めさせ、法制化させること。
小田切 唯(本田翼)
元生活安全課の婦警。
痴漢して逃亡する容疑者を必要以上に暴行し、資料課に異動となった。
ドSで、男性に異常に冷たく、粗暴な振る舞いをするが、その原因は、彼女の秘められた過去にある。
強くなるために、あらゆる格闘技をかじり、我流ではあるが相当強く、金的が得意技。
しかし、実際はピュアで、犯罪被害者の心に寄り添う。
田村 薫(平田満)
挙動不審で、「すみません」が口癖。そのため、周囲から煙たがられ、各部署をたらし回しにされることに。
仲良くなった泥棒からピッキングの技術を習得していたり、鑑識の技術を持っていたりと、すべてを自分たちでやらないといけない“ミハン”チームにとっては役立つ存在である。
南 彦太郎(柄本時生)
入庁以来ずっと資料課におり、過去の事件資料をデータ入力し続けている。
人付き合いが苦手で、パソコンに向かって引きこもり状態。
資料課は自分の縄張りだと主張しており、“ミハン”チームがここに編成され、自分のペースが乱されることが面白くない。
桜木 泉(上戸彩)
「特殊犯罪捜査対策室」設立から7年、桜木は、山内とバディを組み、さまざまな事件を解決に導く一流の捜査官に成長していた。
しかし、1年半前に極秘任務につき、その捜査中に突如失踪。以来一切の連絡がつかなくなっている。
世間からバッシングされることを恐れた警視庁は、桜木の失踪を「不都合な真実」としで公表することを避け、ろくな捜査もせずに事件を処理していた。
彼女の失踪はミハンチームとどう絡んでいるのか…!?
CASE.2 キャスト
藤井 早紀(黒谷友香)
ミハンシステム テストケースNO.6の危険人物。
創作料理店 八節の経営者であり料理長。地域支援食堂キッズカフェテリアという“こども食堂”も運営している。
1975年6月24日生まれ・O型・43歳・東京都目黒区出身
東京都世田谷区池尻7-12-3
交遊関係:中村千咲季
ネット履歴:昨日24件
元宮 七海(多田成美)
こども食堂に通ってた女子学生。関東女子高生連続殺人事件の被害者。山菜を獲りにいった深見山にて殺害される。
津田 圭祐(笠松将)
関東女子高生連続殺人事件の犯人。犯行当時未成年だったため、わずか8年で出所してきた。
小笠原 忠司(中丸新将)
元最高裁判所長官。政治家転身図り選挙活動中。
第2話
ストーリー
ミハンチームの井沢範人(沢村一樹)と山内徹(横山裕)は、失踪していた特殊班捜査員・桜木泉(上戸彩)がベトナムで殺害され、遺体となって発見されたことを知る。ミハン責任者の東堂定春(伊藤淳史)は、元バディの死に山内が受けたであろうショックを憂慮して捜査から外そうとする。だが山内は、捜査を続けるという。
ミハンが割り出した新たな危険人物は、料理人の藤井早紀(黒谷友香)だった。早紀は、有名創作料理店の総料理長であると同時に、13年前から子どもたちに食事を提供する「こども食堂」の運営にも取り組んでいた。ミハンが早紀を危険人物だと判断したのは、植物から抽出した毒物を海外から仕入れていたからだ。しかも彼女は、すでに遺言状を作成しており、死を覚悟している可能性も考えられた。
小田切唯(本田翼)は、料理人志望者として早紀に接近。井沢も、早紀が運営するこども食堂のスタッフとして潜入する。ほどなく井沢たちは、早紀が世間を震撼させた15歳の少年による猟銃を使った犯罪――関東女子高生連続殺人事件について調べていたことを知る。その犯人・津田圭祐(笠松将)は、最近、少年刑務所を出所していた。また、早紀は、「助けて……」という留守番電話の録音と思われる音声データも所有していた。
ほどなく、早紀が興信所を使って津田の居場所を調べていたことが判明する。井沢は、こども食堂に飾られていた写真から、津田によって殺害されたとされる3人目の被害者・元宮七海(多田成美)が、スタッフとして早紀の手伝いをしていた女子高生であることに気づく。七海は、事件当時16歳。山岳部の合宿で深美山に行った際に、山菜を集めようとして単独行動し、事件に巻き込まれていた。
井沢は、早紀に事件のことを切り出す。早紀によれば、七海は小学5年生のとき母親を亡くして子ども食堂に通い始め、次第に心を開くようになると、料理を教えてほしいと言い出したらしい。山菜を集めるようになったのも、そうした経緯があったためだった。
あくる日、山内と小田切は、津田の元へと向かう早紀を尾行する。そこに、南(柄本時生)から重要な情報が入る。七海は匿名で特別養子縁組をする施設で保護されており両親は里親であること、そして早紀には19歳のころ定期的に産婦人科に通っていた記録が残っていることだった。そんな中、早紀が津田と接触し、包丁を手に何かを問いかけた。それに対して津田は、「だから、やってねえって言ってるだろ!」と叫ぶ。すると早紀は包丁をしまい、津田の元から去って行く。
井沢は、ジャーナリストを名乗り津田に接触。彼が早紀から、本当に七海を殺したのか、と問われたことを掴む。一方、DNA鑑定の結果、早紀と七海は実の親子だったことが明らかになった。早紀は、修業時代に付き合っていたある企業の御曹司の子を身ごもったが、突然弁護士が現れて認知できないと告げられていた。身内のいない早紀は七海を出産し、特別養子縁組をする施設に引き渡したのだ。早紀がいまになって津田に接触し、「本当に殺したのか」と問い詰めたのは、彼が犯人ではない事実を知った可能性も考えられた。
盗撮映像から、早紀が津田の声を録音していたことを知った井沢たちは、彼女の部屋にあった留守番電話の音声に注目。そこには、「助けて……」という女性の声と、「どこ電話してんだ」という男性の声、さらにかすかに高い音が残っていた。
井沢は、捜査一課の早川(マギー)と板倉(田中道子)を居酒屋に誘い、関東女子高生連続殺人事件に関する情報を集める。すると、七海の事件に関しては、やはり不審な点があったのだという。七海は、死の直前、子ども食堂の関係者に電話していた。早紀が持っていた留守電のデータのことだった。そこに残っていた「どこ電話してんだ」という男性の声は声紋鑑定の結果、津田の声ではなかったというのだ。
早紀は、民間の科捜研に3つの音声データの解析を依頼するた。留守番電話の音声、津田の声、そしてもうひとつボイスレコーダーで録音した音声だ。その“もうひとつの声”こそ、早紀が真犯人だと睨んでいる人物のものだと推察された。
井沢たちは、早紀が毒物を手にしていることから、ターゲットが店の客である可能性を考え、顧客リストと猟銃所有者のリスト、深美山の入山リストを照らし合わせる。そこで一致したのは、最高裁判所長官を退任し、政治家への転身を表明した小松原忠司(中丸新将)だった。七海が死んだ日、小松原は有害鳥獣駆除のため深美山に入っていた。考えられるのは、小松原が七海を誤射してしまい、それを隠蔽するために津田の事件に見せかけたのではないか、ということだった。実は早紀は、店に来た小松原が、ノンフィクションの本を出そうと目論むジャーナリストと津田の接触について話しているのを偶然聞いていた。
小松原は、初めての街頭演説後に、早紀の店で宴会を開く予定だった。早紀が用意していた毒物を別のものにすり替える小田切。ところが、事態は急転する。小松原が、参加人数が増えたという理由で宴会をキャンセルしてきたのだ。井沢たちは、姿を消した早紀を追って、小松原が街頭演説をしている場所へと急いだ。
早紀は、懐に包丁を忍ばせ、演説を終えて支持者たちと握手をしている小松原に近づいていた。そこにやってきた井沢は、早紀の手を掴んで犯行を阻止した。井沢は、復讐を成し遂げたいと懇願する早紀に、留守番電話の音声のことを話す。「助けて……」という声に続いて最後に入っていた高い声――それは「お母さん」という声だった。七海は、早紀が実の母親であることに気づいていたのだ。早紀の目から涙が溢れて……。
別の日。現地で桜木の捜査が打ち切られたことを知った山内は、東堂に再捜査を直訴する。
一方、小松原は、とあるホテルの宴会場にいた。電話をしながらエレベーターホールにやってきた小松原は、何者かに背中を押され、扉が開いていた点検中のエレベーターの穴に転落してしまう。
山内は、戻ってきた桜木の遺品を確認していた。すると彼女の手帳に「イザワノリト」と記されていることに気づく。
東堂は、小松原が転落死したというニュースを見ていた。その手元にある危険人物のリストには井沢の名前が記されていた。
そして、東堂の首の傷は…
第2話感想
上戸彩演じる桜木泉が亡くなったとされてますが、本当に亡くなったのでしょうかね
それと、井沢との関係も出てきましたね
桜木が殺された原因はミハンシステムの闇に気づいてしまったため…とかじゃないかと予想してますが、みなさんはどうですか?
そのため、ミハンシステムにて危険人物とされた井沢のことも調べていたとか…
面白くなってきましたね
撮影協力
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