絶対零度~未然犯罪潜入捜査~ 第9話
現役のSPが殺人?
ミハンシステムがはじき出した危険人物は警察官だった。
そして… 桜木泉は生きている?!
キャスト
全体相関図
メインキャスト
井沢 範人(沢村一樹)
元公安のエリート。一見、ひょうひょうとしていて、どこか食えない性格の人たらしだが、たまに見せる表情に冷酷なものを宿すダークな一面も。
若干、情けないところもあるため、出会った者は誰も彼が公安出身とは思わない。
膨大な知識量と鋭い洞察力があり、公安時代の経験からか、成りすまして潜入するのは得意。
とある事件をきっかけに、公安から総務部資料課に転属した。
山内 徹(横山裕)
元特殊捜査班。1年前に山内の先輩であり、バディであった桜木泉が極秘任務中に失踪。それが引き金となり特殊捜査班は解散。
その後、捜査一課に移動したが、桜木失踪の捜査をうやむたにしようとする警察組織への不信感から上司と衝突し、資料課に移動。
生来の正義感があり、まっすぐであるがゆえに傷つきやすいところも。
ミハン捜査の違法性や冤罪(えんざい)を引き起こす可能性に疑念を抱く。
東堂 定春(伊藤淳史)
最短で出世コースを歩む。警視庁キャリア。
アメリカをはじめとする諸外国で、犯罪予測にビッグデータやAIの導入が試みられている現在。日本でも、犯罪を予測・解決できる“ミハンシステム”を早急に導入すげきだと考えてる。
彼の目的は、この“ミハンシステム”を公に認めさせ、法制化させること。
小田切 唯(本田翼)
元生活安全課の婦警。
痴漢して逃亡する容疑者を必要以上に暴行し、資料課に異動となった。
ドSで、男性に異常に冷たく、粗暴な振る舞いをするが、その原因は、彼女の秘められた過去にある。
強くなるために、あらゆる格闘技をかじり、我流ではあるが相当強く、金的が得意技。
しかし、実際はピュアで、犯罪被害者の心に寄り添う。
田村 薫(平田満)
挙動不審で、「すみません」が口癖。そのため、周囲から煙たがられ、各部署をたらし回しにされることに。
仲良くなった泥棒からピッキングの技術を習得していたり、鑑識の技術を持っていたりと、すべてを自分たちでやらないといけない“ミハン”チームにとっては役立つ存在である。
南 彦太郎(柄本時生)
入庁以来ずっと資料課におり、過去の事件資料をデータ入力し続けている。
人付き合いが苦手で、パソコンに向かって引きこもり状態。
資料課は自分の縄張りだと主張しており、“ミハン”チームがここに編成され、自分のペースが乱されることが面白くない。
桜木 泉(上戸彩)
「特殊犯罪捜査対策室」設立から7年、桜木は、山内とバディを組み、さまざまな事件を解決に導く一流の捜査官に成長していた。
しかし、1年半前に極秘任務につき、その捜査中に突如失踪。以来一切の連絡がつかなくなっている。
世間からバッシングされることを恐れた警視庁は、桜木の失踪を「不都合な真実」としで公表することを避け、ろくな捜査もせずに事件を処理していた。
彼女の失踪はミハンチームとどう絡んでいるのか…!?
CASE.9 キャスト
石塚 辰也(高橋努)
ミハンシステム テストケースNO.16の危険人物。
現役警察官で、要人警護のスペシャリストのSP。
1973年1月7日生まれ・A型・45歳・警視庁警護課 警部補
東京都足立区千住新町3-22-1 アーバンレオン205号室
東京都練馬区出身・練閣高等学校 卒業
勤務経歴:1993.4 警視庁巡査 拝命
メインバンク:八雲銀行
滝本 健三(山田明郷)
国家公安委員長。石塚が護衛する要人。
盛岡 健人(蔵原健)
石塚の元同僚のSP。
5年前の官房長官を狙ったテロ事件で、石塚をかばって殉職した。
盛岡 幸子(奏谷ひろみ)
亡くなった盛岡健人の妻。1人で娘の翠を育てている。石塚とは家族的な付き合いをしている。
盛岡 翠(石田凛音)
盛岡健人と幸子の子供。石塚にもなついている。
三城 康介(斎藤一平)
帝都ツーリストの社員。
1978年7月19日生まれ・A型・40歳
家族:三城沙織(妻)
資格:普通自動車第一免許
メインバンク:TDJ銀行
第9話
ストーリー
井沢(沢村一樹)たち「ミハン」チームは着々と成果を上げていた。それを受け、警視庁上層部は、国家公安委員会で意見をまとめ、次のステージとなる法制化に向けて政界に働きかけると東堂(伊藤淳史)に伝える。
そんな中、「ミハン」が驚くべき危険人物をリストアップした。SP――警護課の捜査員・石塚辰也(高橋努)だ。石塚は、要人警護のスペシャリストで、逮捕術、格闘術など、すべての面で突出した能力を持つ男。井沢自身も面識があった。また、プライベートでは「開かれた警察」を目的に、地域住民に武術を教える活動もしているのだという。東堂は、モニターに直近1週間の石塚の監視記録を映し出した。そこで山内(横山裕)は、ふたつの監視映像に映り込んでいる桜木泉(上戸彩)らしき女性の姿に気づく。桜木は生きているのではないか――井沢は、今回の危険人物と桜木が何らかの形で繋がっているのではないかと推察した。
石塚をマークしていた小田切(本田翼)は、早々に尾行を見破られる。圧倒的な強さで小田切をとらえる石塚。覚悟を決めた小田切は、資料課分室に所属する警察官であることを打ち明け、格闘技を教えてもらおうと思ったと嘘をつく。小田切が井沢の部下であることを知った石塚は、彼女の申し出を受け入れ……。
一方、山内とともに石塚のマンションに潜入した井沢は、石塚が国家公安委員長・滝本健三(山田明郷)の情報を集めていることを知る。そして部屋には何故か、森岡幸子(奏谷ひろみ)とその娘の翠(石田凛音)の写真が飾られていた。小田切によれば、幸子の夫・健人(蔵原健)もSPで、5年前、官房長官を狙ったテロ事件で石塚を助けようとして殉職していた。石塚が関わっている道場も、元々は健人がやっていたものだった。
石塚は、明後日の滝本の警護を急きょ名乗り出ていた。石塚のターゲットはやはり滝本と思われたが、動機まではわからなかった。が、幸子と翠について調べていると、ふたりは1週間ほど前に何者かに拉致されていたことが判明する。
石塚に接触した井沢は、幸子たちのことを告げ、誘拐犯から滝本を殺害するよう要求されているのではないか、と告げる。石塚は、警視庁内で秘密裏に犯罪捜査をしている一派が井沢たちだと見抜き、殺された井沢の妻と娘の話を切り出すと、あなたなら自分の気持ちがわかるだろう、と続けた。すると井沢は、宇佐美(奥野瑛太)を殺そうとした際に感じた恐怖――警察官でありながら最も憎むべき人殺しが自分の中にいる苦しみを打ち明ける。石塚は、自分を止めようとしてくれている井沢の思いを受け止めつつも、他に選択肢はない、と返した。正義を捨ててでも守りたいものがある、というのだ。ふたりの会話を聴いていた山内は、井沢の妻と娘が殺害された事件は桜木ともつながっていることを小田切に打ち明け、宇佐美の裏にいる真犯人を前にしたとき、井沢は一線を越えるかもしれない、と告げた。
石塚を止めるために幸子たちの行方を追い始めた井沢たちは、防犯カメラの映像から帝都ツーリスト社員・三城康介(斉藤一平)を割り出す。しかし三城は、会社に長期休暇届を出しており、居場所はわからなかった。そのとき山内は、桜木の手帳に残されていた大企業の幹部や政治家らが、いずれも帝都ツーリストを利用して海外に行っていることを思い出す。東堂は、このまま水面下で動いて森岡母娘を救い出し、石塚の犯行を止めるよう井沢たちに指示した。
あくる日、井沢たちは、滝本の警護に当たる石塚をマークする一方で、森岡母娘の行方を追った。南(柄本時生)から、ふたりを拉致した車をNシステムでとらえたという報告を受け、現場に急行する山内と小田切。すると、ミハンが三城の動向をキャッチする。さらに東堂は、三城の裏にいる組織も割り出していた。それは三城が流していたVIPの旅行情報をもとに彼らを誘拐して身代金を得る誘拐ビジネス組織だった。狙われている滝本は、その誘拐ビジネス一掃を進めていた人物でもあった。
滝本を乗せた車が地下駐車場に入った。そこで石塚は運転手と滝本を気絶させる。後を追ってきた井沢は、凶行を止めるために滝本と闘い、互いに銃を向け合う形に。しかし滝本は井沢を撃つことができない。そのとき、山内たちから幸子と翠を無事救出したという連絡が入る。
山内は、幸子たちを石塚の元へと連れていくよう小田切に指示すると、三城たちが使っていたパソコンを調べ始めた。が、不意に何者かに襲われ、意識を失ってしまう。
倉庫のような建物に連れていかれた山内は、犯人グループから暴行を受ける。そこに現れたのは桜木だった。桜木は、男たちを制圧し、所持品を確認すると、その場から立ち去ろうとした。そこに井沢が駆けつけてくる。すると桜木は、井沢に銃を向け……。
第9話感想
ついに来週最終回になりますね。でも、拡大版でもなんでもないんですが、15分だけ拡大なのですが、広げた風呂敷を、あと1回の1時間で解決できるのでしょうか…
井沢の家族を殺した黒幕と桜木泉が追ってる黒幕。なんかね、今回の東堂と井沢の会話で、なんとなく東堂じゃねーのーって思っちゃいました。
ミハンシステムを正式に活用するために、邪魔なものをミハンシステムがはじき出した危険人物を使って消してたとかね
まさか、今シリーズでは黒幕をハッキリさせないパターンだったらどうしますかね
東堂が黒幕だと思ったら、実は真の黒幕が居てて、ミハンチームに感化されて真の黒幕を裏切ろうとした東堂が消されてしまい、謎を残した感じのcoming soonとかだったら…
もうモヤモヤたまりまくりますよーーーーーって、フジだけに、そんなラストも否めない… だって、フジそういうの好きでしょ?
撮影協力
衣装協力
- CRICKET INC.
- iCB
- beautiful people
- Chicca Lualdi
- sophila
- SUIT SELECT
- DURBAN
- 永島服飾株式会社
- Frank&Eileen
- 洋服の青山
- ONLY
- UNITED TOKYO
- エムズファクトリー
- SIERRA DESICNS
- STUDIOUS
- ノーリーズ
- DOG DEPT
- TAICHI
- MASON'S
音楽
主題歌
「もし君を許せたら」家入レオ