グッド・ドクター 第1話
医学大学を首席で卒業した研修医は、驚異的な暗記力を持つ一方、コミュニケーション能力に障害があるサヴァン症候群だった。
キャスト
全体相関図
メインキャスト
新堂 湊(山崎賢人)
2人兄弟の次男として生まれ、先天的に自閉症スペクトラム障がいながら、驚異的な記憶力を持つサヴァン症候群の青年。
少年時代、その才能に気づいていた兄からの勧めや、町の診療所の医師・司賀明(しが・あきら)との出会いを通して、将来、小児外科医になりたいと思うようになる。
膨大な医学書すらすべて暗記し、医学部を首席で卒業、医師国家試験にも合格。
そして大きな病院の院長となった司賀からの誘いでレジデントとして小児外科で働くことに。トラブルばかりを起こすも、「すべての子どもを大人にしたい」という彼のぬくもりが患者の子ども、兄弟、親、そして病院を変えていく。
瀬戸夏美(上野樹里)
正義感が強く勝ち気で明るい性格である反面、人に弱みを見せられない性分の小児外科医。
もともと小児外科医を目指して医師になったため、激務もいとわず、患者の子どもたちからは太陽のように慕われている。
同時に、まだまだ駆け出しのため、難しい手術の執刀経験がなく、早く一人前になりたいと強い思いを抱いている。
レジデントとして入ってきた湊の面倒を何かと見ることに。
高山誠司(藤木直人)
夏美たち小児外科医を束ねる科のエース。
医師としての腕は誰もが一目置くほどに優秀で、小児外科医としては日本トップクラスの腕前の持ち主。のみならず清廉潔白な人柄で、何があっても部下だけの責任にしない姿勢から人望と信頼は揺るぎないほどに厚いものの、自分にも他人にも厳しく、叱ることはあっても褒めることはないため、部下からは恐れられているところもある。
第1話 患者
浩太(大山蓮斗)
事故でイベント建具の下敷きになってしまうが、湊の適切な処置により一命をとりとめる。
浩太の母(西原亜希)
浩太の弟(齋藤絢永)
柏木将輝(嶺岸煌桜)
長期入院をしており、再手術が必要とされている。
柏木祥子(安堂聖)
将輝の母。
将輝へ再手術を言い出せないでいる。湊が自閉症と知り湊の治療を拒否する。
第1話
ストーリー
朝の通勤時間帯。新堂湊(山﨑賢人)は初出勤のバスに揺られている。
その手には木彫りのメスが握られていた。
その頃、小児外科医の瀬戸夏美(上野樹里)が働く東郷記念病院では会議が開かれていた。そこには小児外科主任の高山誠司(藤木直人)も出席。議題は人件費削減などによる改善策だ。
理事長の東郷美智(中村ゆり)に採算性が悪いと指摘された小児外科の科長、間宮啓介(戸次重幸)はただでさえ人員が足りないと悲鳴をあげる。高山も赤字とは言え小児病棟が減少している中、自分たちの科は子どもたちの最後の砦だと反論。
高山の意見に賛成する病院長の司賀明(柄本明)は人員不足の小児科に今日から新しいレジデントを招くと告げる。副院長の猪口隆之介(板尾創路)は黙って双方の意見を聞いていた。レジデントは湊。大学を首席で卒業していたが、司賀はひとつだけ問題があると提示。湊は自閉症スペクトラム障がいだった。
医師たちに反対されるが、司賀はサヴァン症候群でもある湊の医師としての能力を高く評価している。湊がバスを降りると事故が発生。見ると子どもが怪我をして倒れている。通りがかりの医師が容態を診るが、湊は彼の手順を止めて自ら応急処置を施す。湊が子どもの処置を終えた時、救急車が到着。初出勤の病院に急ぎたい湊だが、子どもに付き添うことになる。
東郷記念病院では夏美がERから子供の受け入れ連絡を伝えられた。到着した救急車からは子どものストレッチャーと一緒に湊も現れる。心エコー、心囊と繰り返し叫ぶ湊を置き去りに、子どもはオペ室に入れられた。
緊急のオペを担当した高山は、子どもの外傷性心タンポナーデを発見しで処置。夏美は湊が心臓をしきりに気にしていたことに思い当たる。手術は無事に終わるが、オペ室の前にはもう湊はいなかった。湊は司賀たちの待つ会議室へ。だが、先ほどの子どもの応急処置をした現場にカバンを残したことを思い出してすぐに取りに行ってしまう。そんな湊を見た間宮や美智はやはり採用に反対する。だが、司賀は半年間の猶予が欲しいと頼む。もし、その間に湊が医師の資質に欠けると判断されたら病院長の職を辞すという司賀に猪口が賛成。猪口は湊が問題を起こし司賀が病院長を辞したら、小児外科を廃止するつもりなのだ。
湊はレジデントとして働くことになるが、自閉症スペクトラム障がいを持つことは医師だけでなく看護師たちや患者の親たちにもすぐに知れ渡ってしまった。夏美は湊に病院内を案内。だが、湊は病院の地図をひと目見ただけで、すべての場所を覚えていた。さらに、患者の子どもたちのカルテもすべて把握。病院スタッフの名前や年齢まで、すぐに覚えてしまう。
湊は病棟に飾られた七夕飾りに子どもたちが書いた短冊も眺めていた。夏美は湊を連れて長期入院をしている柏木将輝(嶺岸煌桜)を回診。自分の退院日を気にする将輝に、湊が再手術のためしばらくは退院できないと告げてしまう。将輝の母、祥子(安堂聖)はこれに激怒。祥子は、将輝に話すタイミングを計っていたのだ。祥子は主治医の間宮に、湊を将輝に近づけないよう依頼する。
夏美は湊に将輝の状態を話し、患者や家族の気持ちを考えるよう諭す。しかし、湊には伝わる気配はなかった。
次の日、将輝の症状が急変。主治医の間宮は接待ゴルフの最中で、高山は他の患者の手術中。残されたレジデントたちが処置にあたろうとするがただ右往左往するだけ。排除されそうになりながらも、湊は将輝の容態を的確に見抜き、早急の手術が必要だと指摘。すると将輝はさらに重篤な状態に陥る。湊は将輝のベッドを手術室に運ぶことに。引き止める他のレジデントを制して、看護師の橋口太郎(浜野謙太)が湊を手伝い、将輝を手術室に運び込んだ。
自ら処置をしようと湊が器具を用意していると、連絡を受けた夏美が飛び込んで来る。続いてやってきた高山は、現在進行中の手術と同時に手術を行うとスタッフに指示をする。そして、高山は湊を手術室から追い出した。高山の行った同時手術は2例とも無事に終了。湊は高山や夏美から勝手な行動をとったことを叱られてしまう。だが、将輝の母、祥子の湊への偏見は無くなっていた。
夜、将輝の病室を訪ねた湊に、祥子は感謝と謝罪をする。将輝の大切なものだとランドセルを渡す湊に、祥子は心の中を吐露。小学校入学を楽しみにしていた将輝に、辛い治療を行うことを祥子は話せないでいたのだ。
かわいそうだと言う祥子に、湊はかわいそうなのは病気になったことで、将輝はかわいそうではないと言う。
そもそも大人でも根を上げる最初の治療に耐え抜いた将輝は強い子だと湊。その様子を見ていた夏美も将輝に告知しようと祥子を促す。
夏美の付き添いで祥子は将輝に告知。湊の指摘通り、将輝は受け入れた様子。すると、将輝が祥子にランドセルを開けてみてと頼む。祥子が開けると中にはバースデーケーキを囲んだ家族の絵が入っていた。その日は祥子の誕生日だった。将輝は絵を湊に教わったと言う。湊は将輝が短冊に書いた祥子の誕生日を祝いたいという願いを覚え、叶えていたのだ。
第1話感想
韓国で放送された同名のドラマのリメイクなので、若干日本では無理がある設定ですが、内容的には病院物として面白いですね。
このドラマ、アメリカでもリメイクされてるみたいですね。
しかし、今回も院長役で出演されてる柄本さんですが、以前のキムタクのドラマでも赤字小児科を守ってましたねw
今後、湊が小児科の医師たちに認められていくんでしょうけど、ドラマ内容的に続編も作りやすそうですので、フジテレビは大事に作っていってほしいですね。
しかし、おにぎりが食べたくなるドラマだなぁw
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